【S6/S7】ぬお心あれば水心【S6最終2118/91位 S7最終2008/187位】

f:id:daminmusaboro:20200702001331j:image【はじめに】

お久しぶりです。無事受験も入院生活も終わり、剣盾を購入し、ランクマに潜り始めてから2シーズンが経ちました。前シーズン(S6)は最終2118/91位と、それなりの結果を出すことができましたが、今シーズン(S7)は本当に下振れが激しく、最終2008/187位と奮いませんでした。自信があった構築なだけに、今シーズン勝ち切れなかったことはこれまでポケモンをやってきて一番と言っていい悔しさを味わうものでしたが、供養のためにこうして軌跡を残すこととします。

 

 

(以下常体)

 

 

【構築経緯/コンセプト】

やはり世代が変わっても受けを使いたいと思い至ったので模索を開始し、得られた所感と考察は以下のようなことであった。

 

運ゲー色の強まり

ラプラスドリュウズカビゴンによる一撃技、トゲキッスによる怯み、パッチラゴン・アイアントのはりきりなど、運要素が強く絡むゲームメイクを強制されている。これは前世代との比較においても、上記ポケモンの個体数から見て明白である。

 

ダイマ技+珠に起因する受けの不成立

ダイマ技にさらに珠補正がかかることによって、安易な受けが成立しない。

 

③上記二項とTODルールのシナジー

TODルールの仕様により、打開力と遂行速度に乏しい受け構築にとっては数的不利をとることがそのまま敗因になりかねない。

 

これらを考慮したところ、受け3枚の選出を基本とすることを諦め、スイーパーの選出を基本とする受け構築を目指すという結論に至った。スイーパーの枠には、遂行速度を伴った打開と、火力の押し付けによる数的有利の確保及びTODの成立を期している。

 

 

 

【構築概要】

ドラパルト/すり抜け/珠

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臆病 C252 D4 S252

流星 影球 放射 雷

 

1枚目のスイーパー。初手ダイマにより火力を押し付け、数的有利の確保を狙う。相手の身代わりに無力な水枠三枚を補うためにも構築に欠かせなかった。S6時点では控えめで採用していたが、乱数のズレよりもS+1状態の80族付近を抜ける可能性があること、ミラーで強気に出られることを評価し臆病に変更した。この変更はある程度有効に働いたと思うが、最終日延々に眼鏡or珠ミラーで同速負けを喫し屠られ、何度もキレながらステータス画面を開き性格を確認していた。

 

 

ヒヒダルマ/五里霧中/スカーフ

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陽気 H4 A252 S252

氷柱 フレドラ エッジ 蜻蛉

 

2枚目のスイーパー。スイーパーでありながら零度の一貫を切ることができる。ラプラスに対しては蜻蛉で水枠に引き、ダイマを誘発しつつ水技を受け、再度零度や電気技に対して繰り出すという動きをしていた。フレドラはナットレイギルガルドを突破するために採用した。エッジは一貫がとりやすく、ラプラスリザードンギャラドスヒートロトム等随所に刺さった。

 

アーマーガア/ミラーアーマー/オボン

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腕白 H252 B236 S20

アイヘ プレス 鉄壁 羽

 

本構築唯一の物理受け。ほぼ全ての試合で選出していた。タイプの優秀さとカビゴンの地割れの解答になる点を評価した。持ち物はトゲキッスやエースバーン意識でオッカも考えたが、無難にオボンに落ち着いた。Sは4振りガア抜きに調整した60族を想定してこのラインにした。

 

ドヒドイデ/再生力/ヘドロ

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穏やか H252 B92 D164

熱湯 毒 トーチカ 再生

 

1枚目の水枠。構築の中で一番なんとなく採用している枠。明確な役割対象がいるわけでもなく、選出率は控えめ。ナマコブシと対応範囲が酷似しているため、タイプと特性の相違を鑑みてより刺さっている方を選出していた。トーチカの枠は身代わりに変更することも考えたが、トーチカの使い勝手の良さを手放すことは能わなかった。

 

ヌオー/貯水/残飯

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穏やか H252 B4 D252

熱湯 毒 守る 再生

 

2枚目の水枠。地面枠でもある。構築名の由来。水ロトム、火ロトムの選出を誘いつつ、解答となり得る点を評価した。貯水で採用することで水ロトムのハインプやウオノラゴンのエラがみ、ラプラスのダイストリームを無効化し、毒を刺すことができる。また天然ではないことにより、流星やオバヒのランク下降を受け付けることができる。トリトドンとの比較においては型誤認を誘える点と毒を使える点でこちらが秀でている。型誤認の観点では特性もさることながら、特殊受けであることも想定されづらい。

 

ナマコブシ/天然/タラプ

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慎重 H252 B4 D252

毒 カウンター 守る 再生

 

3枚目の水枠。耐久が心もとない天然持ちの中では抜け穴的な存在。タラプで採用することで、天然と併せた詰めと強引な受け出しを可能にした。S6時点ではカウンターの枠を水浸しにしていたが、あまり有効に働く場面がなく、エースバーンをはじめとする物理へ強引な処理ができる点を評価し変更した。当初カウンターがないと珠でないエースバーンにアイヘorダストを連打されるだけで一切こちらからダメージを与えることができなくなることを危惧していたが、そんな事態は一度も訪れなかった。性格ももしかしたらダイナックルを撃つことがあるかもしれないと思い穏やかから慎重に変更したが、そんな場面は一度も訪れなかった。しかしイカサマを被弾することも混乱自傷をすることもなかったので、もはやどうでもいい問題だった。

 

 

【選出パターン】

 

・ドラパルト or ヒヒダルマ + アーマーガア + 水枠

スイーパー+受け2枚の基本選出。9割がこれ。コンセプト順守。

 

・ドラパルト+ ヒヒダルマナマコブシ

ロトム入りや草ロトム入りに対する魂の選出。2枚のスイーパーで圧をかけ、3枚目には高い数値と天然により特殊だけでなく物理にもやんわりと対応できるナマコブシを添える形。

 

2シーズンを通して、受け3枚で選出した試合は片手で数えるほどしかなかった。これはスイーパーの選出を前提とするという構築コンセプトを盲信し、思考を放棄していたわけではなく、毎試合複数の選出パターンを想定しての結果である。

 

 

【辛いポケモン

 

・草ロトム、飛ロトム

構築の構想段階で考慮していなかったため非常に辛い。環境の電気タイプとしては水ロトムと火ロトムしか想定していなかった。

 

・ストリンダ―

上に同じ。

 

ドヒドイデ

ドラパルトでしか突破できない。基本ドヒドイデ入りにはTODの成立を目指すことになるので精神衛生的にもきつい。

 

・珠マジガピクシー

まさかこんなにメジャーな型になるとは露ほども思わなかった。

 

・各身代わり持ち

水枠3枚が身代わりに無力であるため、ドラパルトによる打開若しくはTODの成立を画策しなければならない状況になりがち。身代わり+積み技持ちはさらに辛い。

 

 

【結果】

 

TN   No one

・S6 最終2118/91位

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・S7 最終2008/187位

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【終わりに】

 

S6、S7ともに終盤まで潜る時間を確保できず、最後まで焦っていました。そんな中ではよくやった方なのかなとも思います。これからはエキスパンションパスの解禁で一気に環境が変わりますね。まぁまだ俺は買ってないんですけど。買わなきゃ色々支障出そうだし買いたいんだけど、ダクマとウーラオスのデザインが嫌いすぎてプレイしたくない。特にダクマとかいうクマ公。ぶっさ笑。読了ありがとうございました。