【S10最終2108/34位】硝煙ループ

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【はじめに】

どうも平凡ノ助です。S10お疲れ様でした。結果は最終2108/34位でした。最終順位はさておき、勝率80%でレート2100を達成できたことと、それとは別のロムではありますが対戦数50戦以内・勝率89%でレート2000を達成できたということで、自分にとっては記憶に残るシーズンでした。他のゲームでよくあるところの実績解除が捗ったという感じですかね。今季はこのゲームの対戦史から見てもかなり変則的なレギュレーションでしたが、ある程度完成された構築が組めたのではないかと思います。宜しければ最後までお読みください。

 

(以下常体)

 

【構築経緯】

今回も毒菱+小さくなるラッキーを構築の始点とした。しかし前季までとは事情が異なり、パッチラゴンの大増殖によりドヒドイデの使用感に疑問を感じたため、代わりにガラルマタドガスをメインの毒菱要員として採用した。スイーパーとしては前季手応えのあったリザードンを続投し、加えて徐々に個体数が増加していったゲンガーに強めなスカーフ悪ウーラオスを採用した。残りの枠には構築コンセプトであるラッキーと地面枠としてのヌオー、ソクノのみを持たせたドヒドイデを採用していたが、あまりにもドヒドイデを選出しなかったので最終日にナットレイに変更した。

 

【構築概要】

リザードン/猛火/タスキ *キョダイ個体

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臆病 B4 C252 S252

オバヒ 暴風 竜波動 鬼火

 

前季から使っているスイーパー。タスキを所持していることによって対パッチラゴンをはじめとして強引な居座り・受け出しをすることができ、鬼火とのシナジーも高い。加えてあくまで副産物としてではあるが猛火を発動させやすい。竜波動はパッチラゴン意識。柔軟に運用できるため使用感は比較的良かったが、アシレーヌマリルリドサイドンに隙を見せるのが気掛かりだった。

 

ウーラオス(悪)/不可視の拳/スカーフ *キョダイ個体

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陽気 A252 B4 S252

暗黒強打 インファ 蜻蛉 挑発

 

見た目は嫌いだが性能は良かった。フェアリー勢に弱いことから動かしにくさを感じる場面も多々あったが、対処が面倒なホルードドサイドン・ポリゴンZ・ゲンガー・カビゴン・ポットデス・エーフィなどに強く出られることは大きな評価点だった。挑発の枠はビルド・守る・寝言あたりとちょくちょく変更していたが、いずれもダイウォール元として以外で使用する機会はなかった。あとキョダイマックスの見た目がキモかった。

 

マタドガス(ガラル)/浮遊/ヘドロ

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図太い H244 B164 S100

スチーム 鬼火 毒菱 痛み分け

 

新たに採用した毒菱展開要員。悪ウーラオスに対して強く、鬼火を扱える点が非常に優秀だった。ドサイドンホルードをはじめとする地面打点持ちを意識して特性は浮遊で採用した。これによりカビゴンなどから突如として飛んでくる地割れにも対応できる。ホルードに対しては化学変化ガスによって力持ち補正を消したところでそもそも地面打点が弱点になってしまうため、被ダメージは変わらない。ウェポンはタイプ一致でかつウーラオスやパッチラゴンへの打点となるスチームを採用したが、ダイフェアリーとして打ってしまったがために相手の後続のポケモンが状態異常にならないという弊害もあった。不安定ではあるが一応の回復技である痛み分けを採用したが、ヘドロの回復量が加わることでそれほど扱いにくさは感じなかった。Sは準速ドサイドン抜きまで振り、上から鬼火を入れられるようにした。

 

ラッキー/自然回復/輝石

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腕白 B252 D68 S188

投げ 小さくなる 身代わり タマゴ

 

いつもの。やはり強かった。Sラインは前季からさらに伸ばし、準速ドサイドン抜き抜きまで振った。地球投げ元のダイナックルを打つ機会が絶対にないとは言えない(3連ダイウォールに縋るのではなく、ダイウォール→ダイナックル→ダイウォールなどと動くことが過去に何度かあった)ので、与ダメ意識で性格を図太いから腕白に変更した。因みにA実数値は下降補正無振り逆Vで9、下降補正無振りVで22、無補正無振りVで25であるため、個体値がVであれば下降補正でも無補正でもほぼ誤差。それでそもそも私はA個体値がVの色違いラッキーしか所持していないため、ならば無補正にしておくかと判断した次第。ぶっちゃけどうでもいい。

 

ヌオー/天然/ゴツメ

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腕白 H252 B252 D4

地震 カウンター 毒々 再生

 

地面枠。熱湯を打ちたい場面がなかったため、パッチラゴンやゲンガーへの打点となり、ダイアースでDを強化できる地震を採用した。他の技は強引な処理を可能とするカウンター、定数ダメージ付与のための毒々、回復技の自己再生。ゴツメのスリップダメージで勝敗が決する試合も多かった。

 

ナットレイ/鉄棘/残飯

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呑気 H252 B252 D4

ジャイロ ウィップ 宿木 守る

 

当初はウオノラゴンやマリルリの水打点やガラルヒヒダルマの氷打点を受ける枠としてドヒドイデを採用していたが、あまりにも選出しなかったため最終日に似たような役割を持てるナットレイに変更した。この判断によりガラルヒヒダルマが辛くなったが、マッチングしなかったので幸いだった。代わりに構築単位で重いガマゲロゲに強くなり、また宿木守るを駆使したゲームメイクや存外高い火力に助けられる場面もあり、1日限りの採用だったが大きく貢献してくれた。

 

 

【結果】

TN ぐぬぬ 最終2108 34位

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【おわりに】

最終日は2000に到達したロムを3つ用意して臨みましたが、2100をマークできたのはうち1ロムだけでした。41勝5敗で2000に到達した上振れロムは開幕2連敗したため捨ててしまいました。かなしい。ところで、今季は如何にしてマイナーに勝つかというシーズンだったように思います。というのも、前環境上位を席巻していたポケモンたちが消滅したため、プレイヤー各々が新たな開拓を余儀なくされた結果でしょうが、それ故私はよくわからない・知らないポケモンに轢かれることによる敗北を頻繁に喫していました。いうならば、従来なら「事故」の2文字で済まされたであろう敗北ですら省察に値してしまうという辛さですかね。それがこのレギュレーションの醍醐味であり、しょうもなさであると実感しました。読了ありがとうございました。

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